枕本体だけでなく、枕カバーまで一般の家庭用とは異なるホテル仕様とは?
「ピロー(枕)」は、ホテル客室のインテリアのアイテムの中でも、最も種類が多岐に渡り、宿泊されるお客様のご嗜好や、合う・合わないのご感想も分かれるアイテムのひとつです。
実際のホテル客室では、各ホテルによって仕様も少しずつ異なっていたり、あるいは、特に最近のホテルでは、他のライバルホテルとの差別化等の理由から、独自のオリジナル仕様にされたりというケースも多々あり、千差万別なのが実情です。
ホテルの”マクラ”と、一般に市販されている”まくら”は異なります。
ホテルフェザーパイマーピロー
中(片面)にパイプ状のポリエチレン素材が入っていて少し硬めの枕です。
「フェザーパイマーピロー」は、通気性が良く、清潔で、クッション性の良い素材の詰まった、高機能の枕です。
(ちなみに、ホテルでは、その昔は、そば殻の枕などもありましたが・・・ ただ、そば殻の枕は、長年使うと、中の蕎麦殻が粉砕してしまったり、通気性が悪くなることがあり、また、デメリットとして、虫がわきやすい、アレルギーの人は使えない、音がする・・・等の欠点がありました。
そのため、そば殻枕は、最近のホテルでは既に使われなくなりました。)
そこで、すべてに優る「フェザーパイマーピロー」が登場しました。
ホテルフェザーピロー
さらに、全面が羽根仕様なのが「フェザーピロー」です。
これは、両面がフェザー仕様なので、ひっくり返しても、同じ仕様で使えます。
ホテルペアピロー
そして、上記の「ホテルフェザーパイマーピロー」と「ホテルフェザーピロー」をワンセットにしたのが「ペアピロー」です。
ホテルに泊まって、ちょっと違う仕様の枕が 2個並んでいるのを見たことがありませんか?
枕は、宿泊されるお客様の好みや、合う合わないの感覚が分かれることも多いアイテムです。
出来るだけ、お客様の好きな使い方をして頂ける様、「フェザーパイマーピロー」と「フェザーピロー」という異なる仕様の枕を二個で1セットにしたのです。
ホテルフェザーピロー(中サイズ)
非日常空間を提供するホテルの客室では、家庭では無い様な、大きなサイズの枕も人気があります。
前述の「フェザーピロー」は、430mm x 630mmのサイズでしたが、こちらは、同じフェザーピローでも、500mm x 700mmのサイズです。
実際のホテル客室でも、コーディネートの仕方はさまざまですので、組み合わせ次第でセッティングできます。
同じサイズを左右や前後に並べたり、異なるサイズを前後に置いたり・・・
ホテルピロー(大サイズ)
そして、さらに大きな枕が、600mm x 900mmという、大きいサイズのピローです。
これは、枕というよりも、むしろクッションとか背もたれとして使えるほどのボリューム感のあるピローです。
ホテルピローカバー
そして、さらに重要な点は、枕の本体だけでなく、”枕カバー”も、ホテルの”マクラカバー”と一般の”まくらカバー”は違うのです。
枕を包んであるマクラカバーですが、、家庭用の枕によくある、ファスナー付きやホック付き等の枕カバーは、ホテルでは基本的に使われません。
というのも、ファスナーやホックで留めるカバーは、どうしても、突っ張り感が出たり、不特定多数の人が色々な使い方で泊まるホテルでは、引っかかってケガをしたりという可能性もあります。
その点、封筒式のホテルピローカバーなら、カバーの長い部分を内側に折り込むだけなので、とても自然でソフトな包み方ができるんです。
額縁付きピローカバー
ファスナーやホック無しのホテルのピローカバーとして「額縁付き」というピローカバーもあります。
ファスナーやホックが無くても、枕をスライドさせて入れると、綺麗におさまります。
四方の額縁をピンと立てると綺麗です。
上記は代表的なホテルの枕本体や枕カバーのタイプですが、枕は、ホテル客室のインテリアの中でも特に種類が多くて個人の嗜好も分かれるアイテムで、実際のところ、各ホテルによって仕様が少しずつ異なっていたり、あるいは、特に最近のホテルでは、他のライバルホテルとの差別化等の理由から、独自のオリジナル仕様になっているケースも多く、千差万別なのが実情です。
「ホテルフェザーピロー」や「ホテルフェザーパイマーピロー」・・・をはじめ、色んなタイプの枕をコーディネートして、皆さんも色々と工夫してみましょう。
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