一流ホテルのベッドです。本日もホテル業界の最新動向をお伝え致します。
■ヒルトン・ガーデン・イン京都四条烏丸(京都市下京区)が開業した。同社の中では低価格帯の宿泊特化型ホテルで、日本に初進出のブランドとなる。
同ホテルは、京都の繁華街の四条烏丸近くに立地し、客室数は250室。大規模な宴会場やプールといった設備はなく、旅行やビジネス目的の利用を見込む。価格帯は1室1泊2万~3万円から。海外から渡航する人の水際対策の緩和や秋の紅葉シーズンが近いことなどで、ヒルトンの会員組織を中心に想定以上の予約が入っているという。ヒルトンは2021年秋に京都市に初進出して高価格帯の「ロク キョウト LXRホテルズ&リゾーツ」を開いたほか、2024年には旗艦ブランドの「ヒルトン・ホテルズ&リゾーツ」の開業を予定するなど、京都での展開を加速している。
■ホテルJALシティ東京豊洲(都内江東区)は、東京タワーとコラボした「Run-Walk宿泊プラン」を販売している。
同プランは、健康美をテーマにしたアイテムとコンテンツを利用できる高層階プラスフロアに宿泊。さらに東京タワーメインデッキチケットと東京タワーミネラルウォーターに加え、ホテルから東京タワーまで約6~7kmの距離をランニング、ウォーキングする人に向けたホテルオリジナル「Discovery MAP?」が特典として進呈される。マップには、おすすめコースとコース周辺にあるスイーツなどをテイクアウトできるお店や、東京タワー周辺のフォトスポットとランニングステーションとして利用できる施設が記載されている。また、ホテルに併設する提携レストラン「汐待茶寮」では通常のブッフェに加え、サラダやマリネ、良質のたんぱく質が健康で美しいカラダづくりをサポートするプロテインミールも提供される。さらに、客室のテレビでは、ASICSランニングクラブコーチが監修・出演するオリジナル動画「ランニングの前後に行うストレッチ」を視聴可能。
■大阪エクセルホテル東急(大阪市中央区)では、大阪の夜景を大パノラマで楽しめる2階建てオープンデッキバス「OSAKA SKY VISTA・光の饗宴特別便」の乗車券付き宿泊プランを販売している。
大阪・光の饗宴2022」御堂筋イルミネーション開催期間中、近鉄バスとの協業として開始するもので、「17:00発」か「20:30発」のどちらかを予約時に選択。バス乗り場は、大阪駅JR高速バスターミナルとなっている。また、同プランは、全国旅行支援「日本中から大阪いらっしゃいキャンペーン2022」対象プラン。同プランの客室は全て御堂筋側のスーペリアダブルで朝食付き。価格は1人8,800円から(1室大人2人利用時の料金/サービス料・消費税・宿泊税込み)となっている。17Fにあるレストラン「ピクニカ」の朝食ブッフェでは、好きな料理を自身で詰めて部屋に持ち帰ることができるテイクアウトBOXも用意されている。また、期間中のイベントとしてホテル公式Twitterで「イルミネーションフォトコンテスト」を実施。
■JRイン函館(北海道函館市)に、キハ40形一般型気動車をコンセプトにした客室が登場した。
線路側8階の30平方mの禁煙ラージツインルームに提供される「キハ40トレインルーム」。部品はすべて廃車車両から供出されたもの。道南エリアの路線図や側面行先標(サボ)、駅名標広告、優先席などのステッカー、ホテルスタッフが撮影したキハ40の写真なども展示される。実車から供出された部品や社員教育用運転台などを設置し、「キハ40を自由に見て、触って、撮影して、体感してもらえる」客室にまとめられている。申込みはJRイン函館のウェブサイトで、宿泊料金は1室2人利用の場合1人8,200円~、1室1人利用の場合16,400円~(いずれも素泊まり)。
■休暇村リトリート安曇野ホテル(長野県安曇野市)では、ホテル敷地内にミツバチの巣箱を設置しはちみつを採取、館内のフリードリンクコーナーで宿泊客に提供している。
はちみつの採取は、今年7月に初めて実施し、採れたての蜜が宿泊客から好評だったことから、今回、2回目の採取に挑戦。同ホテルスタッフと、地元養蜂家「はぴ農園」協力のもと、大切に育てられているという。同ホテルでは、ミツバチが元気に飛び回り、蜜を集める様子をガラス越しに見ることが可能。ホテルで採取した蜜は加熱せず、「とれたて」を濾して提供する。フリードリンクコーナーの「Art of Tea」の紅茶や、クラッカーと一緒に楽しめるという。また、館内の「CRAFT&SHOP」では「はぴ農園」が作る安曇野市内で採れた春・初夏の百花蜜やアカシア蜜の生はちみつを販売。毎月売上のNO.3以内に入る人気商品となっているという。
■榊原温泉(三重県津市)に来年、本格的なeスポーツのスタジアムが誕生し、世界とつながる温泉旅館として生まれ変わる。
約50年にわたる歴史を持つ温泉旅館「神湯館」は、コロナ禍で観光客が激減したことから新たな客層を掘り起こそうと、eスポーツの導入を決めた。企業研修などに使用されていた会議室を改装したeスポーツスタジアムは、巨大なモニターを中心に6台のパソコンが設置され、専用の照明施設や最大50席の観客席が備えられているほか、試合の様子をインターネットで配信することも可能。また、全18の客室のうち5室をeスポーツのトレーニングルームとして改修し、オンライン対戦や配信などに対応したインターネット設備も充実させた。中には、トップレーサーが練習に用いるカーレースゲーム用の最新のシミュレーターが備えらえた部屋も用意されている。温泉旅館に本格的なeスポーツ施設を常設するのは全国でも珍しいということで、他の温泉地とのコラボのほか、地域の活性化にもつなげたいとしている。
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◇ご参照 ホテル客室必須アイテム ;
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