城泊のベッドとは? お城の宿泊施設(キャッスルステイ)で使われるマットレス・寝具について徹底解説

インテリア

皆さん、「城泊」ってご存知ですか?

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城郭内部

文字通り、「城に泊まる」という宿泊形態で、近年注目を集めています。

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城泊

本日は、この城泊について、少し見てみたいと思います。

城泊とは?

外国人観光客の増加している近年、各地で城泊の取り組みが始まっています。城泊の魅力は、なんといっても歴史を感じながら過ごせる非日常的な体験にあります。

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天守閣

天守閣に泊まったり、当時の武士の暮らしを再現した部屋に泊まったり、城ならではの特別な時間を過ごすことができます。
普段は決して経験できないような、殿様気分が味わえる、色々な貴重な体験が宿泊プランに含まれていたり、城郭周辺の観光スポット巡りや、地元の食材を使った料理を楽しめるプランも多くあります。

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歴史体験

城泊は、歴史的な建物の保存と観光の促進を兼ねた取り組みとして注目されています。
これにより、宿泊客は日本の伝統的な建築や歴史を直接体験することができ、地域の魅力を再発見する機会が提供されます。

城泊増加の背景

現在、城泊を実施しているお城は全国に少しずつ増えていますが、その理由としては、以下の点が挙げられます。

訪日外国人の増加

近年、訪日外国人の数は増加しており、彼らにとって日本の城は大きな魅力となっています。

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訪日観光客の増加

城泊は、日本の歴史 and 文化をより深く体験できる貴重な機会として、多くの外国人観光客から注目されています。

国内旅行需要の増加

近年、国内旅行需要も増加しており、「もの消費」から「こと消費」といわれる昨今、特に歴史と文化に触れることができる体験型の観光が人気を集めています。

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城郭内展示

城泊は、まさに歴史や文化に触れることができる体験型観光であり、今後ますます人気が高まっていくことが予想されます。

城郭の活用

近年、多くの城郭が観光資源として活用されています。城泊は、城郭を有効活用できる観光コンテンツとして、自治体や観光事業者からも注目されています。

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天守閣

城泊は、付随する周辺サービスを含めたプランとして、宿泊単価も高めに設定できることからも、貴重な観光収益にもなっています。

民泊の普及

近年、「民泊」が普及しており、ホテルや旅館だけでなく、個人宅に宿泊するという旅行スタイルも増えています。一方で、「古民家」を改装した宿泊施設やお寺に泊まる「宿坊」など・・・観光客が選ぶ宿泊施設も多種・多様化しており、「城泊」も、これら多様化している宿泊施設の一種として捉えることができます。

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民泊の普及

海外では、民泊サイトである「エアービーアンドビー」に城泊も登録されていたりします。宿泊施設の多様化は、今後、城泊の更なる認知度向上や利用促進に繋がる可能性があるといえるでしょう。

城泊の発祥

「城泊」の発祥は、実は日本ではありません。実は、ヨーロッパでは、古くから古城が宿泊施設として利用されてきました。日本では近年になってから始まった比較的新しい取り組みです。

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西欧の城泊

ヨーロッパには古くから、城や宮殿をホテルとして利用する「キャッスルホテル」や「パラドール」といった形態があります。

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城泊の起源

たとえば、スペインの「パラドール」は、歴史的建築物をホテルとして活用し、観光資源として保護する取り組みとして知られています。このように、ヨーロッパの城や宮殿を宿泊施設として利用する事例は、日本の城泊の概念に先行するものであるといえます。

海外の城泊事例

たとえば、アイルランドの「アシュフォード城 (Ashford Castle)」は、13世紀に建てられた歴史ある城で、現在は、5つ星の高級ホテルとして活用されています。

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西欧の城泊事例

豪華な内装と広大な敷地が特徴で、乗馬や釣り、鷹狩りなどのアクティビティも楽しめます。

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西欧の城泊事例

「アシュフォード城」は、世界の高級ホテルが加盟していることでも有名な「ザ・リーディングホテルズ・オブ・ザ・ワールド」の一員にもなっていますので、「お城」というよりも、むしろ既に「高級ホテル」といえるでしょう。そういう意味では、日本の現在の城泊とは意味合いも少々異なります。

日本の城泊

一方、日本における城泊は、特に近年、地域振興や町おこし、歴史文化の保存を目的として広がりを見せています。日本独自の文化や歴史を感じられる体験を提供する点で、ユニークな観光形態として発展しています。このため、日本における「城泊」という名称や概念は、今後、日本独自の発展をしていく可能性があります。

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城泊のツインルーム

日本の城は天守閣や櫓など、独特の建築様式を持つものが多く、それらを活かしたユニークな宿泊体験を提供することができます。例えば、天守閣に泊まったり、忍者屋敷を再現した部屋に泊まったり、といった色々なプランがあります。

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歴史エクスペリエンス

現在、城泊をおこなっている日本の城としては、具体的には、「大洲城」「福山城」「丸亀城」「平戸城」などが挙げられます。

城泊のベッドや寝具

日本の城泊は、上記の通り、単に泊まるだけでなく、色々な付随する体験が含まれていることが多く、宿泊費もかなり高額なプランが多くなっています。気分はお城のお殿様というステータスですから、当然、食事だけでなく、お部屋の備品や設備、ベッドやマットレス・寝具類も、高級なものが要求されます。

城泊のコーディネート

城泊のコーディネートに多いパターンとしては、床に布団という例もありますが、布団だけだと高さが出ませんので、少し高さのあるマットレスを置いて、その上からホテルスタイルのベッドメイクを施します。

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厚み(高さ)のあるスイートルーム向けマットレス

普段、基本的にベッドで寝ている外国人観光客にとっても、床に布団ではなく、マットレスを置くことで、日本古来の低い位置での和式の就寝スタイルを体験しつつも、スプリングコイルのマットレスの上で寝るという、普段の生活にも近い就寝体勢で安眠を取ることが出来ます。

ジョイント仕様で臨機応変

高級ホテルのマットレスでは、「ジョイント仕様」といって、二台のマットレスをジョイントしたり離したりという便利な機能があります。

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ツインルームからダブルルームへ転換

それによって、「ダブルルーム」にしたり「ツインルーム」にしたり、お客の要望によって臨機応変に対応することが可能になります。

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マットレスのジョイント機能

この機能により、城泊においても、日本ならではの、機能性・対応力の高さを示すことができます。

城泊のマットレス

天守閣で寝る場合のマットレスのグレードとしては、やはり、天下を獲った気分が味わえる最高峰のホテルマットレス「グランドプレミアムホテル」。

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グランドプレミアムホテル

あるいは、スイートルーム向けグレードの「パーフェクトスイート」。

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パーフェクトスイート

そして、しっかりした寝心地で「和」のスタイルにも近い「ライトブリーズピローソフト」。

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ライトブリーズホテル

城泊の寝具

ベッドメイクのスタイルとしては、やはり清潔感の溢れる「デュベ」のスタイルが高級ホテルと同様、城泊でも主流です。マットレスの上に「ベッドパッド」を敷いて、「シーツ」でマットレスをくるんだ上から「デュベ」をセットします。「デュベ」は、「ベッドカバー」兼「羽毛布団」という便利かつ清潔感の溢れるスタイルで、冬は暖かく夏はフワッと軽い、オールシーズン仕様の、とても人気が高いアイテムです。

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デュベタイプの寝具

「デュベカバー」の色柄は、高級ホテルで最も人気が高いのは「白ストライプ」ですが、城泊では「和」のテイストが感じられる「白格子柄(市松模様)」も大変人気です。

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白格子柄のデュベ

ベッドスロー

城泊の寝具でコンセプトを表現するのに最適なのは「ベッドスロー」です。

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ベッドスロー

「ベッドスロー(ライナー)」は、帯状のファブリックで、「白ストライプ」や「白格子柄」の「デュベ」でベッドメイクした上から掛けることで、その部屋のコンセプトを表現することが出来ます。

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白格子柄のデュベ+ベッドスロー

「ベッドスロー」の色柄には、着物風の色柄等もあり、その町やその地域に合った色柄、あるいは、かつてその城及び地域を治めていた大名のイメージに合った色柄等を選ぶことも出来ます。

一般のホテルや旅館、あるいはコンセプトルーム等でも、「ベッドスロー」は重宝されているインテリアのアイテムのひとつです。

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デュベ+ベッドスローのコーディネート

本来、西洋では、「ベッドスロー」は、靴を履いたままベッドの上に横になった際、「デュベカバー」や「シーツ」等が汚れるのを防ぐために掛けるアイテムとして発祥しましたが、日本では、部屋のアクセントとして独自の発展をしていますので、城泊等の様に、他にない特徴のある部屋では、ベッドスローを使うことで、無言の表現を宿泊客に伝えることが出来ます。

まとめ

このように、日本の城泊はヨーロッパの城泊とは異なる独自の魅力を持つ、新しい観光コンテンツとして注目されています。今後ますます人気が高まっていくことが予想されます。

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城泊体験の寝具

もちろん、お城の天守閣というのは、国の重要文化財であったり、中には国宝であったり、いずれにしても、国の大切な文化財ですので、泊まる側も施設側も十分な注意・管理が必要です。

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天守閣

城泊は、日本の歴史や文化を存分に味わえる貴重な体験であり、今後ますます多くの人に注目されていくでしょう。

最後までご覧いただき有難うございました。

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