皆さん、出張や旅行でホテルに宿泊された際、ベッドのサイズについて気にされたことはありますか?

本日は、ホテルのベッドのサイズとして最も多いサイズは何なのか、について、少しみてみたいと思います。
一般的なホテル客室のベッドのサイズ
日本のホテルの客室で、最も一般的なベッドのサイズは、利用シーンやホテルの種類によって異なりますが、結論から言うと、1名利用なら「セミダブル」、2名1室なら「ダブル」か「ワイドダブル」、そして「ツイン(セミダブル×2台)」。これらが日本のホテルのスタンダードなサイズといわれています。

具体的な数字としては、残念ながら、日本中のホテル全軒を網羅した「納入比率(%)」という公的な統計データは存在しませんが、ホテル向けの業務用ベッド(マットレス)市場でシェアを持つメーカー・ブランドの傾向や、主要なホテルチェーンの客室構成等から、概ね以下のような「体感に近い比率」を導き出すことができます。
日本のホテルにおけるベッドサイズの推定構成比は、セミダブル55%、シングル25%、ダブル15%、クイーン・キング5%・・・。

日本のホテル客室数(約90万室以上)の多くを占めるのはビジネス系のホテルであるため、「120cm幅(セミダブル)」が事実上の標準となっています。
1位;セミダブル(幅120cm):約50〜60%
人気の理由 ; 日本で最も多い「シングルルーム」と「ツインルーム」の両方で主力として使われるのが「セミダブルサイズ」です。1名ならゆったり、2名なら格安で泊まれる汎用性が高く、納入数は圧倒的です。
2位;シングル(幅97cm~100cm前後):約20〜30%
人気の理由 ; 最近は、以前と比較して、ベッドの幅は広くなっている傾向にはありますが、ただ昔ながらのビジネスホテルや、カプセルホテル(更に小さめ)、安価な宿泊特化型ホテル等でシングルサイズは根強く採用されています。
3位;ダブル(幅140cm):約10〜15%
人気の理由 ; もともとはカップル向けの「ダブルルーム」用です。ただ最近は、1名利用のシングルルームに「ダブルサイズ」を入れ、ゆったりめにして満足度を高める戦略のホテルも増えています。また、カップル向けとしてはもう少し大きな「ワイドダブル」や「クイーン」等も多くなっています。
4位;クイーン・キング(幅160cm〜):約5%以下
人気の理由 ; 主に高級ホテル(シティホテルや外資系リゾート)のスイートや上位クラスの客室に多く見られます。いくら密着度の高いカップルといえど、なるべく大きめのサイズでゆったりと使える方が人気が高いといえるでしょう。
なぜ「セミダブル(120cm)」が最強なのか?
ではなぜ、セミダブルサイズが最も多く採用されているのでしょう。
展示用のモデルルーム(モックアップルーム)としても最も多く採用されているのはセミダブルサイズです。

日本のホテル業界で「セミダブルサイズ」のベッドが最も人気なのは、日本のホテル業界には、独自の「ツインルーム文化」があるからです。
ツインの構成
日本のツインルームの多くは「120cm幅 × 2台」です。

日本のホテル客室の広さや、身体的な体格からして、一人で寝るサイズとしては、セミダブルサイズが最も寝やすいサイズといわれています。
シングルの格上げ
従来のシングルサイズ(98~100cm幅)だと最近は「狭い」という不満が出やすいため、現在は120cm幅に格上げしてセミダブルのシングルルームとして売るのが現在の主流です。昔と比べて日本人の体格が大きくなっていることや、外国人観光客の増加も背景にあります。
最近のトレンド
ここ数年でオープン・リニューアルしたアッパービジネス層のホテルでは、以下の変化が見られます。
「シングル(100cm)」の減少
新規物件では、最低でも「140cm(ダブル)」を置く、あるいは「120cm(セミダブル)」を標準にする動きが加速しています。

ハリウッドツインの増加
120cm幅のベッド2台を隙間なく並べるスタイルです。これにより、実質的に「240cm幅の超巨大ベッド」としても機能させることができ、家族連れニーズにも対応しています。

大きなサイズのベッド
さらには、大手ホテルのファミリールーム等では、マットレスを「ジョイント仕様」で製造して、二台をしっかりと連結し、その上から大きな一枚物仕様の寝具類でベッドメイクすれば、外見上「240cm幅」のひとつの大きなベッドのように見え、二台がジョイントされていることが外からわからなくなるという仕様も大変人気があります。

超巨大サイズのベッド
この「ジョイント仕様」の機能を使えば、実質、どこまでも大きなベッドにすることが出来ますので、ベッドを x 2台、x 3台・・・と、連結ジョイントし、昔ではあり得なかった様な大きなベッドにすることも現在では可能になっています。

中にはシングル x 3台をジョイントして、3メートル幅なんていうベッドもあります。
もちろん、特に日本のホテルでは、客室の広さには限界がありますけれど・・・

中間的な特殊なサイズも存在
客室面積の限られた日本のホテルでは、少しでも客室を有効に使うため、設計上、既存サイズでなく、特殊なサイズのベッドが納入される場合もあります。

たとえば、シングルサイズ(100cm幅)とセミダブルサイズ(120cm幅)の中間の「Mサイズ(110cm幅)」や、「セミダブルサイズ(120cm幅)」と「ダブルサイズ(140cm幅)」の中間の「MDサイズ(130cm幅)」、シングルサイズより小さな「USシングル(82cm幅)」や「900シングル(90cm幅)」などです。
一般の家具店やホームセンター等では中々存在しないサイズの為、一般にはあまり目にしないサイズですが、ホテル業界では普通に存在しています。
まとめ
如何でしたか?
ホテルに宿泊される際、ベッドをメジャーで測るなんてことはあまりないかもしれませんが、宿泊された客室のベッドがいくらのサイズなのか、あるいは、ご自宅のベッドと比較してどうか・・・なんてことも、今後のベッドの買い替えやお部屋の模様替え等に向けた参考にしてみられては如何でしょうか。

最後までご覧いただき有難うございました。
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◇ご参照 ホテル客室必須アイテム ;
ベッド ホテル シーツ ホテル ベッドカバー ホテル 枕 ホテル
ベッドスプレッド サータ 和室 ベッド ベッドスロー
大きいサイズ ベッド サータ ホテル マットレス
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