高級ホテルに泊まるとぐっすり眠れるというお声をよく耳にします。 帝国ホテル・ホテルオークラ・ホテルニューオータニなどの、いわゆる御三家といわれるホテルや、リッツカールトン・ヒルトン・ペニンシュラ・マンダリンなどの外資系ホテル・・・。各高級ホテル間の競争は年々激しくなっています。
各ホテルでは、ライバルホテルとの差別化という面からも、ホテル本来の目的でもある「くつろぎ」「休息」「眠り」に最も関わりの深いアイテムでもある、「ベッドや寝具」に力を入れるホテル様も増えています。
世の中に数あるベッドの中でも、一流ホテルで実際に採用されるベッドは数種類程度に限られています。 ホテル支配人や大手設計事務所などのプロの目による厳しい検査を通り抜けた高品質のベッドだけがホテルのベッドとして合格となります。
ホテルベッドのマットレスの種類としては、現在大きく分けて「ボンネルコイルタイプベッド」と「ポケットコイルタイプベッド」の二種類があります。
「ボンネルコイルタイプ」は、従来からのホテルベッドで、以前の大手ホテル業界で伝統的に納入され続けてきたホテルベッドです。最近オープン・リニューアルされるホテルでは、"ポケットコイル"仕様である「ポケット標準タイプ」や「ポケットハードタイプ」の方が次第に「ボンネルタイプ」に取って代わりつつはありますが、今なおホテル業界で根強い人気のある仕様のホテルベッドです。
不特定多数のお客が泊まるホテルでは、世界各国の色々な体型のかたが、色々な使い方でベッドを使われ、日々お泊りになられます。 そのため、あらゆる状況を想定して、何万回という耐久性テストに合格したベッドだけがホテルでは採用になります。
ホテルベッドの研究所では、日夜、大学との共同研究などもおこなわれ、科学的な分析に裏打ちされた耐久性・寝心地を具現化しています。 ホテルの客室では、旅の開放感からか、お客様がベッドの上で何度も飛び跳ねたりなんてこともあり得ることです。 また、これまでも実際に、体格の大きなスポーツ選手の団体等が宿泊される予定の某有名ホテルの宿泊課の担当者のかたから事前に依頼が入ったこともありましたが、当然ながら、当サイト掲載のホテルベッドはびくともしませんでした。
ホテルの客室って、基本的に、窓を開けることが出来ませんよね。(バルコニー等のあるリゾートホテルは別として) 窓の開かないホテル客室用のベッドに求められる重要な要素として、換気・通気性の良さがあります。 (これは、マンションにお住まいのかたや、比較的湿気の多いお部屋にお住まいのかたにも共通する要素です)
その点、ホテルベッドは、とても通気性が良い構造です。 まず、マットレスの周囲には、エアレットという空気孔がたくさん並んでいて、マットレスの空気圧は、側面に抜ける構造となっています。 また、下部のボトム(「ボックススプリング」)も、中はコイル構造で、周囲は全て通気性の良い布で覆われていますので、上下動のクッションによる空気圧はすべて側面やベッドの下に抜ける構造になっています。 また、「スチールボトム」の場合も、マットレスを載せる座の部分の中はメッシュ構造になっていて、周囲は通気性の良い布で覆われていますので、マットレスからの空気圧はすべてベッドの下に抜ける設計となっています。 ホテルのベッドは、通気性が抜群の設計になっているのです。
ホテルベッドは、上・下のサイズがほぼ同じで、家庭用のベッドによくある様に、下のフレーム(台)が上のマットレスより大きかったり、出っ張りがあったりということがありませんので、もしご希望の場合、x 2台を、あらかじめ「ジョイント仕様(連結式)」で作ることが出来ます。(ジョイント部は簡単に着脱可能ですので、ジョイントすれば「大きなひとつのベッド」として、また、ジョイント部を外せば、「 x 2台の別々のベッド」としてもお使い頂けます。) (その他、ベッドの上に敷く「シーツ・ベッドパッド・ベッドカバー」等々・・・ジョインしたベッドの上からベッドメイクをして頂ける様、すべて「大きな一枚物」でお作りすることも可能です。)
ホテルのベッドでは、上のマットレスだけでなく、下のボトム(土台となる部分)にもコイルが組み込まれており、少しクッション性があります。 (「ボックススプリングボトム」の場合)
そのため、上から受ける体圧を、マットレスだけでなく、下のボトムでも、吸収・分散しますので、より高い耐久性と、深みのある寝心地を実現しています。
ホテル業界では、基本的に、客室のベッドは、その国のホテルへはその国で選ばれた工場で製造されたベッドだけが納入されます。 それは、輸送の問題もさることながら、日本のホテルと海外のホテルでは、求められる寝心地にやはり少しずつ違いがあるからです。 (たとえ米国ブランドのベッドでも、製造は、日本国内の正式なライセンス工場で製造していますので、「日本製」の「米国ブランド」のベッドとなります。)
その国その国のホテルによって、少しずつベッドの仕様には違いがあり、当サイト「一流ホテルのベッド」では、日本国内の一流ホテル向けに設計され、実際に納入されているホテルベッドを、そのままの仕様で、個人のお客様向けに特別に販売しています。
ホテルベッドは、色々なホテルの、色々な客室の形状や広さ・デザイン等に合わせて普段お作りしていますので、個人のお客様向け・ご自宅向けの場合でも、別注サイズ・特注サイズでお作りすることも可能です。 一般的なシングル・セミダブル・ダブル・クイーンなどのサイズの中間的なサイズをお作りしたり、また「長さ」についても、通常は1,970mmですが、コイルを一列増やして2,050mmにしたり、二列増やして2,130mmにするなんてことも可能です。 (詳しくは → こちら) (特注サイズは、お値段が変わりますので、事前にお問合せ下さい)
ホテルのベッドに最も触れる機会が多いのは、実は、日々客室でベッドメイクをおこなっている、ホテルのメイク担当者達です。
ホテルベッドは、頭側の x 2箇所がキャスター、他の箇所が固定脚となっており、足元側を持ってキャスターを支点としてベッドを少し浮かせる様にして、手前に引き出したり移動させ易くなっています。
また、ホテルのベッドでは、上のマットレスと下のボトムは、ほぼ同じ大きさですが、厳密には、上のマットレスよりも、下のボトムの方が、ほんのわずかに(幅・長さともに10mm(約1センチ)程度ずつ)大きく設計されています。それは、上のマットレスは、シーツ等でくるんでベッドメイクすると若干ですが一回り大きくなりますので、ベッドメイクされた状態で、上・下がほぼ同じ大きさとなる様に予め設計されているためです。 宿泊のお客様のことと合わせ、日々のベッドメイク作業のことも考慮されたのがホテルのベッドの特徴のひとつです。これは、ご家庭内でいえば、日々、お掃除・ベッドメイクされるかたや、主婦の皆様方にとっても、大変有難い仕様といえます。
最近、ちまたでは、"ホテルっぽい"を売りにしたベッドや、"ホテル仕様"をうたったベッドが多く出まわっていますが、その点、当サイト「一流ホテルのベッド」に掲載のホテルベッドは、実際に大手ホテルで採用され続けている仕様の、「本物のホテルのベッド」ですので、ご安心ください。 その名を聞けば、誰もがきっとご存知の、あの有名ホテル、あの著名ホテルの寝心地を、ご家庭で実現して頂けます。
このベッドは、これまで全国のホテルに納入され続けてきたボンネルタイプのホテルベッドです。最近は「ポケットコイルタイプ(標準・ハード)タイプ」の人気に押されておりますが、これまではホテルのベッドといえばこのベッドのことを指すほどポピュラーなホテルのベッドで、まだまだ根強い人気を誇ります。
◇ホテルベッドのボトム(ボックススプリングボトム)は、単なるフレームではなく、中にコイルが組み込まれており、上のマットレスが受ける体圧を下のボトムでも吸収・分散する役割を担っています。また、それにより耐久性もより高く設計されています。 ◇また周囲は平織のファブリックで覆われていますので、マットレスから受ける圧力は外部に抜け、通気性も大変高く、湿気等がこもりにくい設計になっています。
◇スチールボトムは、ベッドの下に空間が出来ますので、ちょっとした物を収納出来、また清掃面からも最近ホテル業界で評価されております。例えば某航空会社系ホテル様や外資系の全国チェーンホテル様や、外見的にもすっきりしたデザインの為、最近のいわゆるデザイナーズホテル様などでも採用になっています。(一方、前者の「ボックススプリングボトム」の方は、どちらかといいますと伝統的な格式を重んじる様なホテル様、ステータスのあるホテル様で採用になるケースが多うございます。
スチール角パイプ、スチールネットを使用した耐久性に優れたボトムです。 ボトム下部は約185mm空間があり、通気性も良く、清掃も楽に出来ます