一流ホテルのベッドです。本日もホテル業界の最新動向をお伝え致します。
■ヒルトン・ガーデン・イン長崎中華街(長崎県長崎市)が2027年に開業する。
「ヒルトン・ガーデン・イン」は、高級ホテルを運用するアメリカ・ヒルトンが展開するビジネス利用客向けのホテルブランドで、フルサービスのブランド「ヒルトン」より価格帯は低い。同ブランドのホテルは国内では2022年に京都に初めて開業。長崎での開業は九州初で、国内では3軒目になる。13階建てで、客室の広さは約27平方m、長崎市内のホテルとしては最大級となる313室を揃える。この他、食事を楽しめるダイニングやジムなども設けるという。
■ホテルニューグランド(横浜市中区)は、川奈ホテル(静岡県伊東市)とそれぞれ1泊ずつ滞在する旅行プランを販売している。
専用車で移動しながら2つの老舗ホテルを満喫できるとして、中高年の富裕層らの利用を見込む。「1Journey2Hotels」は1泊目に川奈ホテル、2泊目にホテルニューグランドに滞在するツアーで、料金は2人1室利用で1人あたり30万円。朝夕食付きで、両ホテルでフランス料理のディナー、歴史ある館内のツアーなどを楽しむことができるという。川奈ホテルでは人気ゴルフコース「富士コース」の周遊もできる。ホテル間の移動は専用ドライバーが高級車で送迎。途中、中間地点の鈴廣かまぼこの里で個室でのコースランチや買い物もできる。ホテルニューグランドが窓口となり、オンラインや電話で予約を受け付ける。今後ほかの老舗ホテルとも同様のプランを広げていく考え。
■ロイヤルパークホテル（都内中央区)では、ドールとコラボし、１Fロビーラウンジ「フォンテーヌ」・１Fシェフズダイニング「シンフォニー」で、コラボ企画を展開している。
フルーツの専門家Doleが自信を持って届けるバナナやパイナップル、マンゴー、アボカドなどのフルーツを、同ホテルのパティシエの手でケーキやタルト、ムースなどに華やかに仕上げた限定メニューが登場。バナナは流通過程の様々な理由によって規格外となってしまった「もったいないバナナ」が使われており、美味しくフルーツロスの削減にも貢献できるエシカルなメニューとなっているという。
■ホテルニューアカオ(静岡県熱海市)に「昭和夜ふかしルーム」が登場した。
今年数え年で昭和100年という節目を迎えることを記念したもので、昭和の趣味部屋を再現したコンセプトルーム。1973年のホテル開業当初の時代をイメージし、まるで“夜ふかしして遊びたくなる”ような昭和の趣味部屋をホテルの一室に再現。当時の空気感をそのまま感じてもらえるよう、ビデオデッキやブラウン管テレビ、レコードプレイヤー、ボードゲームといった懐かしいアイテムを多数取り揃えた。また、1973年当時の新聞紙面も用意しており、当時の流行や文化をリアルに感じることができる。さらに、昭和を象徴するアイテムの一つであるインスタントカメラもプレゼント。アナログならではの“現像して残す”思い出づくりも楽しめる。部屋には懐かしの缶コーヒーをウェルカムドリンクとして用意。ウェルカムドリンクとして提供するのは、1970年の大阪万博で大ヒットを博した世界初の缶コーヒー「UCC コーヒーミルク入り」の復刻缶。現在10代目を展開している同商品の“初代缶”を再現した『UCCコーヒーミルク入り 缶250g』（復刻缶）を部屋に用意。パッケージは1969年の発売当時のデザインを忠実に再現し、味わいも当時のレシピを参考に、しっかりとした甘さとコーヒー感のある昔ながらの味わいに仕上げた。
■亀の井ホテル青梅（都内青梅市)が改装リニューアルオープンした。
自然豊かな多摩川沿いの立地と、四季折々の景観に恵まれた同ホテルでは、「都心近郊に佇む森渓の別邸」というコンセプトのもと、別荘感覚で自然に囲まれた休日を楽しめるホテルへと生まれ変わった。愛犬と一緒に泊まれる客室、展望露天風呂を新設。そのほか、レストラン、ロビーも改装リニューアルした。新たに誕生する「ドッグフレンドリールーム」は、大切な愛犬と過ごすための部屋。40～63平方mの広々とした室内は、バス・トイレが別設され、最大4名様まで利用できる。プライベートドライサウナを備えた「プレミアムフォースルーム」や、快適さを追求した「スーペリアフォースルーム」、さらにプライベートドッグラン付きの「アクセシブルスイートルーム」や「デラックススイートルーム」など、利用人数に合わせた多彩なラインアップを用意。室内にはワンちゃん専用の出入り口と足洗い場を完備し、ペットグッズも充実した。
■(仮称)グローバルビュー浦和(埼玉県さいたま市)が12月上旬に開業する。
浦和ワシントンホテルの跡地に入居するもので、近年、インバウンド需要の増加で都内の宿泊料金が高騰する中、東京駅から30分圏の浦和の市場性は高く、さいたまスーパーアリーナのコンサート客の需要にも応えたいとしている。間取りは既存建物を最大限に生かした設計。サウナ付き大浴場を設けるほか、未宿泊客でも利用できる朝食バイキング会場なども設置。客室数は既存と同じ140室。ホテル1階部分のパサージュには浦和レッズファンが集まるダイニングバー「ティナラウンジ」やコミュニティーエフエムラジオ局「さいたまレッズウェーブ」などがあり、地域のにぎわい創出につながるよう地元関係者らで協議したいという。来年6月にはホテル東側に地上27階、地下2階建ての新複合施設が竣工し、手前の道路も拡幅される予定。新たなメイン導線として大幅な改装工事を計画中。
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◇ご参照 ホテル客室必須アイテム ;
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