ホテル業界ニュース20241027

ホテル業界ニュース

一流ホテルのベッドです。本日もホテル業界の最新動向をお伝え致します。

■キャプション by Hyatt なんば大阪(大阪市中央区)が開業した。
「キャプション by Hyatt」はハイアットが 2019年に発表した新しいブランドで、ホテルの地元に密着したカジュアルでユニークなライフスタイルホテル。2022年6月米国・メンフィスに誕生した第1号に続き、アジア初となるホテルが上海で近く開業予定。キャプション by Hyatt なんば 大阪は同ブランドの日本初進出ホテルとなる。同ホテルにはいわゆるロビーはなく、「トークショップ」と呼ぶコミュニティーのようなスペースがある。旅行客も地元人も、朝のコーヒーから夜のカクテルまで、大阪のソウルフードやドリンクを楽しみながら、仕事から遊びまで、時には地元のタレントやアーティストのパフォーマンスや商店主のトークで盛り上がることのできる気の置けない社交場として、自由気ままに自分らしく過ごすための場所、トークショップが同ホテルの顔であり、中心となる。全167の客室には、スタンダードとデラックスの2種類を用意。全室にポップでアートな空間を演出。かつて「天下の台所」と称された大阪の街並みを表現した壁面アート、日本刀の柄を模した吊るし飾り、巻物のような読書灯、大阪弁や楽しいイラストで表現した館内表示など、遊び心でいっぱい。

■オリエンタルホテル東京ベイ(千葉県浦安市)は、「HOTEL DAWSON(ホテルドーソン)」とのコラボルームを提供している。
「HOTEL DAWSON」は、2020年に韓国で誕生したライフスタイルブランドで、架空のホテルを舞台にそこから得られる感性やインスピレーションを体現している。日本未上陸のブランドながら、韓国・ソウルの店舗は日本人にも人気だという。昨年リニューアルをした「The Orientalフロア」の客室「オリエンタル・コンフォート」に、「HOTEL DAWSON」の世界感を表現したコンセプトルームを設けた。ReFaのファインバブルシャワーヘッドやドライヤー、ヘアアイロンに加えて、和漢植物エキスを配合した自然の持つやさしさが美しさを引き出すオリジナルアメニティ「ORIENTALIST」を設置する。宿泊者には、人気のディフューザーを1人1つプレゼント。ホテルに集う人々やルームキー、シャンパンのルームサービスといった、ホテル内で起こりうるシーンに想を得て作られた香りを全6種類用意。

■横浜ベイホテル東急(横浜市西区)では、葉っぱ切り絵アーティスト「リト」氏と初めてのコラボレーションとなる宿泊プラン「葉っぱの小旅行」を、1日3室限定で販売している。
同プランは、葉っぱ切り絵アーティスト「リト」氏にとってもホテルとの初コラボとなり、横浜市で開催中の「ガーデンネックレス横浜」との連携により実現したという。SNSで話題の「リト」氏の作品は、葉っぱ一枚一枚の個性や表情を生かした、繊細なものばかり。今回は、その中から”横浜”をテーマにしたそれぞれ異なるオリジナル作品3点を、1部屋に1点ずつ展示。その作品を間近で鑑賞できる。ほかにも、「リト」氏の直筆サイン入り書籍やポストカード、「ガーデンネックレス横浜」のオリジナルグッズなど、同プラン限定の嬉しい特典が満載。大観覧車やベイブリッジなど、横浜ならではの景色を望む客室で、「リト」氏の世界観にひたる非日常のひとときを提案する。

■コンフォートイン福島西インター(福島県福島市)がオープンした。
旧チサンイン福島西インターが、土地・建物の賃貸契約の満了に伴い営業を終了し、運営会社が変わって再オープンするもの。チサンイン福島西インターは、ソラーレホテルズアンドリゾーツが車利用者向けに高速道路や幹線道路沿いなどに展開するロードサイド型ホテルとして2008年3月に開業。鉄筋コンクリート5階建てで98室あった。新たな運営会社はコンフォートホテルなどを運営するグリーンズ。ホテル利用が激減したコロナ禍でもロードサイド型ホテルは一定の需要があったとして事業拡大に向け、福島西インターを含め全国のチサンイン22施設の運営を順次担うという。福島西インターの施設は今後、内装などを改修する方針。

■hotel nansui(高知県高知市)がオープンした。
50年以上運営され、観光客に愛された「ホテル南水」を港屋マネジメントが取得し、リブランドオープンするもので、JR高知駅から車で約10分の坂本龍馬屋敷の跡地に位置する。近くには「高知城」や「龍馬が生まれたまち記念館」などの人気スポットがあり、高知市街の観光に便利。新ホテルの体験コンセプトは「日常では味わえない、充実した時を通して自分を”洗濯”できるホテル」。ただ観光を楽しむだけではなく、そこに残る龍馬の姿に想いを馳せて、新しい旅や自分を発見するという新しい宿泊のカタチを提案していくという。デザインは高知駅などを設計した内藤廣氏に師事した蘆田暢人氏が手掛け、地元高知の自然素材や技術・工法を取り入れた。アートミュージアムのような滞在体験型ホテル空間の実現をはかるため、エントランスから館内のいたる所にアート体験を散りばめている。7階のロビーには浮島ソファーを配置し、市街の景色を見ながらチェックインができる。同フロアの「Bar Lounge」はオールインクルーシブとなっており、セルフでアルコールなど飲み物が楽しめるという。客室は2~6階。3タイプ全33室で、高知県産木材を使用した温もりあるデザインに仕上げたほか、最新の設備・機能を導入。スイートルームにはととのいスペース付きのサウナ、水風呂を設置。

■ホテル HOQA 花色の湯(名古屋市南区)がリニューアルオープンした。
同ホテルは、完全個室の露天風呂、サウナ、岩盤浴が付いた、和ポップなデザインを基調とした客室が特徴のアーバンリトリートホテル。新たに2部屋を改装し、名称も「HOQA(ホカ))」となった。「HOQA(ホカ)」という名称には、「お客様に心も身体もほかほかになっていただきたい」という思いがあるという。今回改装されたのは、301号室「よめいり」と303号室「ゆうぐれ」。夕暮れ時の山々の景色がモチーフのお部屋「ゆうぐれ」。点描画の手法と、絶妙なグラデーションカラーで景色を表現することで奥行き感のある空間にデザインされている。狐の嫁入りがモチーフの部屋「よめいり」。部屋は赤をアクセントカラーに、壁のデザインや和紙照明、露天信楽浴槽の赤鉄色がより引き立つ空間にデザインされている。いずれも、日本ならではのモチーフ×POPアートを融合させた和ポップなデザインとなっている。また、全29室のうち4室には、それぞれ完全個室の露天風呂、サウナ、岩盤浴、内風呂が完備されている。露天風呂スペースには、リクライニングチェアと水シャワーも設置されており、外から入ってくる気持ちいい風と共に、プライベートな空間でゆっくりと過ごすことができる。竹炭サウナで体が温まったら、露天風呂スペースで水シャワーを浴びたり、リクライニングチェアで外気浴したり。内風呂を水風呂として利用することも可能。

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