ホテル業界ニュース20241018

ホテル業界ニュース
ホテル旅館リポーター
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一流ホテルのベッドです。本日もホテル業界の最新動向をお伝え致します。

■ストリングスホテル名古屋(名古屋市中村区)に、相撲コンセプトルーム「推し力士デコレーションルーム」が登場した。
同ホテルは昨年、日本相撲協会オフィシャルホテルに参画。相撲ファンは全国を巡ることが多いという声を受け、観戦だけでなく旅を最後まで楽しめるように考案されたという。昨年好評だった「#推し力士部屋」を、スー女(相撲ファンの女性)に向けてバージョンアップした。「#宇良部屋」は、宇良関カラークッション、ピンクのまわしクッションも用意された特別装飾。壁一面の宇良”暖簾”は可動式で、荘厳な大聖堂をバックに一緒に写真撮影が可能。「#熱海富士部屋」は、熱海富士関まわしカラーが可愛い”まわし枕”、”まわしクッション”も用意する特別装飾。壁一面の熱海富士”暖簾”が可動式で、荘厳な大聖堂をバックに撮影を楽しむことができる。それぞれのルームには相撲ファンにとってたまらない特典が付く。

■メズム東京オートグラフコレクション(都内港区)では芸術家のアトリエがテーマの16階バー&ラウンジ「ウィスク」で、ポーラ美術館とのコラボで、モネの「睡蓮の池」をモチーフにしたアフタヌーンティー「アフタヌーン・エキシビション」を販売している。
同ホテルでは、以前からアート作品をモチーフにしたアフタヌーンティーを展開しており、今回はポーラ美術館が誇るコレクション、モネの「睡蓮の池」がテーマ。「旅の画家」とも称されるモネが過ごした地域や歴史を背景に作り上げた8種類のスイーツとセイボリーを提供する。なめらかなクリームが詰まったシューと、パリで誕生したパイ生地を楽しめるケーキ「サントノーレ」や、アルコールを飛ばしたラム酒風味のシロップ漬けケーキに旬の苺をトッピングした「サバラン」、国産そば粉を使用し生地からこだわった「ガレット」、ドライトマトをアクセントにした「フィナンシェサレ」など、同ホテルならではのアレンジを加えたスイーツ&セイボリーを用意。そしてメインプレートは、柳の木々を連想させる鮮やかな緑色が特徴の柚子ゼリーと抹茶・小豆のムースに、チョコレートムースとサブレショコラを重ね、透き通った水面にかかる日本風の橋をイメージしたホワイトチョコレートを飾り付けることで、「睡蓮の池」を再現したスイーツ。ポーラ美術館オリジナルのモネ「睡蓮の池」ポストカード1枚が付く。

■フェアフィールド・バイ・マリオット・広島世羅(広島県世羅郡)は、愛犬同伴の宿泊プランを始めた。
全国に29施設ある同ブランドのホテルで、岡山蒜山高原(岡山県真庭市)とともに初めて導入。町内の観光施設と連携し、急増しているペット連れの観光客の獲得を目指す。3階建て78室のうち1階16室を専用とし、体重15kgの中型犬まで宿泊できる。部屋ではキャリーケースから犬を出すことができ、犬専用ベッドを1台用意。同町観光協会によると、犬が室内に入れる町内の宿泊施設は初めてになるという。

■ダイワロイネットホテル岐阜(岐阜県岐阜市)がリニューアルオープンした。
2006年10月に開業した同ホテルでは今回、20周年を目の前に、エントランス・ロビー・客室の内装や空調設備などを全面リニューアルし、会議室を新設。フロントには、岐阜県美濃市で作られる「美濃和紙」を使用した美濃和紙作家の熊崎弘美氏による「折り花」を展示、季節ごとに展示物を更新するという。今回のリニューアルでは、一部の客室を結合(207室から203室に変更)し、需要の高いツインルームを18室から35室に増設。また、家族や友人など4名で利用可能な「ジュニアスイートルーム」(2室)を新設、部屋時間をゆっくりと楽しめるよう、ホームプロジェクターを導入した。さらに、レストランに隣接した会議室を新設、スポーツ団体のミーティングや様々な会合など、宿泊以外の多様化したニーズに対応できる施設として生まれ変わったという。

■和さび別邸(北海道中川郡)がオープンした。
同ホテル「和さび」は、老舗すし店「源すし」が一昨年に開設し、すしを楽しめる宿泊施設として話題になっているという。平均稼働率も8割近くと高く、繁忙期の客室不足を補う取り組み。同ホテル裏の築26年の木造平屋2LDKを改修しした。床面積86平方m。正式名称は、すし業界の専門用語の数字にちなんだ「和さび別邸 壱(ピン)」。和の趣を感じさせる「和モダン」を基調とし、キッチン付きの広々としたリビングでのんびりできる。定員6人で、ツイン2室と浴室のほか、落ち着いた照明や家具も印象的だ。家族連れの利用が多く、町内在住者はパーティー感覚で活用しているという。同ホテルによると、家族客や団体客、長期滞在客を取り込む考えで、今後も別邸候補を探すという。地域の懸案事項である空き家対策と新たな顧客開拓を目指す。

■samana hotel Yakushima(鹿児島県熊毛郡)がオープンした。
旧ホテル屋久島がリブランド・リニューアルオープンしたもので、「samana」は、サンスクリット語で「調和」を意味する言葉。大自然の眺望をはじめ、食材・温泉・文化など、その地の恵みをホテルの中に取り込むように設計・デザインすることで、ホテルに滞在する間、その土地との「調和」を感じることができるようにしたという。今回のリブランド・リニューアルでは、客室やレストラン・ラウンジを含めた館内リニューアルを実施。子ども連れを含む幅広い人に滞在してもらえるよう、快適さとハイカジュアルなリゾート感を合わせもつ施設として生まれ変わった。客室部分では、源泉かけ流し展望風呂付の「温泉スイート」を2室増設し計4室としたほか、「スタンダードツイン」は38室をシックで機能的な客室へとリニューアル。ビュッフェダイニング「The View Restaurant」にライブキッチンを新設、チェックインからディナー後まで利用可能な「The Traveler Lounge」も新設した。テラス「The 360°Terrace」には、絶景を眺望可能な大型ベンチを新設。バスアメニティには、「ノエビア トカラの海の贈りもの」を全ての客室に導入したという。また、リブランド・リニューアルオープンにあたり、「samana 基金」を新設、寄付金は登山道整備、ウミガメの産卵環境の保全、屋久島産地杉を使用したプロジェクト、島内でのイベントなど、屋久島の自然保護・地域貢献に使用するとしている。

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