ホテル業界ニュース20230331

ホテル業界ニュース

一流ホテルのベッドです。本日もホテル業界の最新動向をお伝え致します。

■ザ・リッツ・カールトンは、パリのフレグランスブランド「Diptyque」と新たなパートナーシップを結んだ。
フィロシコスの香りをシグネチャーフレグランスとして採用。フィロシコスは日差しを浴びたイチジクの木と、ギリシャのピリオ山で過ごした夏の思い出からインスピレーションを得た香りで、ザ・リッツ・カールトンブランドの、現代的で洗練されつつも心地よいという本質を表現すると同時に、両ブランドが重視する五感で感じる生活を体現しているという。パートナーシップを記念して、「ディプティック・フォー・ザ・リッツ・カールトン」の限定ギフトセットを発売。フィロシコスの香水とキャンドルを、Diptyqueが同ホテルのために制作した特製のロゴでラッピングした。ギフトセットは、ザ・リッツ・カールトン・ブティックと、一部の都市にあるDiptyqueのホリデー・ポップアップ・ショップで購入できるとのこと。

■ANAクラウンプラザホテル岡山(岡山市北区)では、和菓子店「御菓子処 清風庵」とコラボし、「和食ダイニング 廚洊(くりやせん)」で、岡山県産の白桃、マスカット、ピオーネなどの味が楽しめる”溶けない”アイスクリーム「くずもっちアイス」を提供している。
岡山を代表する和菓子店「御菓子処 清風庵」は、岡山の誇る”清水白桃”を使用した「清水白桃ゼリー」で「全国菓子大博覧会」で名誉総裁賞を受賞するなど、岡山産フルーツを使用した商品力で高い評価を受けている。今回、オリジナルの「くずもっちアイス」がデザートとして登場する。「くずもっちアイス」は、長年培ってきたゼリーの技術を用い、約3ヶ月の検討・試作を経て同ダイニングのデザート向けにアレンジし、新たに製作したという。岡山県産の白桃、マスカット、メロン、ピオーネ、イチゴ、レモンの計6種のフルーツのピューレと葛などを使用し、手作業で丁寧に練り上げた「くずもっちアイス」は、冷やした際のシャリシャリとした食感、少し時間が経った時のプルンとした食感の両方を味わう事ができ、上品な味わいと見た目の美しさ、フルーツ王国岡山らしさも兼ね備えた逸品。フルーツ王国岡山の魅力を、新感覚のデザートで味わえる企画。

■カノリーリゾーツハクバ(長野県北安曇郡)がオープンした。
シンガポールに本社を置くカノリーホテルズが運営するホテルで、貸し切りのリゾート施設。1泊朝食付き60万円(6人まで同価格)で、地元不動産業者によると白馬一帯の最高価格帯。新型ウイルス下で貸別荘の人気が高まっており、経営者や訪日客ら富裕層の利用を見込む。レストランを併設し、国内外で黒毛和牛の精肉卸や肉料理店を展開する「ヤザワミート」がメニューなどを総監修するという。三角屋根の2階建ての建物が3棟連なり、北アルプス白馬三山に見立てた。連結する2棟が一体の宿泊棟で、延べ床面積は計400平方m。間取りは3LDK分となる。庭は広さ1千平方m。温泉の露天風呂を備える。屋内の照明はイタリアのデザイナーに依頼した特注品で、家具にもこだわった。残る1棟は、黒毛和牛のステーキをメインに提供するレストラン。

■ホテルルートイン紀の川(和歌山県紀の川市)が開業した。
同グループ331店舗目となるホテル。客室は、シングル・セミダブル・ツイン・デラックスツイン・バリアフリールームなど全251室。多様な客室を備え、 ビジネス・観光・帰省など幅広い需要を見込む。コンフォートルームでは、ルームシアターを無料で視聴可能とした。男女別ラジウム人工温泉大浴場「旅人の湯」の営業時間は15時~26時・翌朝5時~10時。レストラン「和み(なごみ)」(席数105席)の朝食営業時間は6時30分~9時(全日)、料金は宿泊客無料・通常1,100円。同店では夕食営業も17時~22時に行い、「食・呑み処「和み」」として、丼物・定食・居酒屋メニューなどを提供する。場所は、JR和歌山線「下井阪」駅より徒歩10分、京奈和自動車道「紀の川」IC出口より約5.9km、同「岩出根来」IC出口より約7.7kmの立地。

■ONE@Tokyo(都内墨田区)がオープンした。
「東京の新しい下町」をコンセプトとするホテルで、外観やインテリアのデザインは、「インダストリー&ナチュラル」をテーマに、建築家の隈研吾が手掛けた。ホテルの屋上から、すぐ隣にあるスカイツリーを間近に見ることができる。外観は、伝統的な木組みと工業的なイメージを融合させ、下町であり、工業地帯でもある押上の地にふさわしいコントラストを表現。客室は全142室、各部屋の天井は2.45m以上で開放感が感じられる。スイートは「芸術家のアトリエ」「読書家のための書斎」をイメージした2タイプの部屋を用意。全室に客室タブレットを導入し、スマートな滞在をサポートする。1階のロビーはガラス張りで、街を行き交う人を眺めたり、自然光が差し込む空間でゆっくりと過ごすことができる。

■FAV HOTEL 鹿児島中央(鹿児島県鹿児島市)が開業した。
「FAV HOTEL」は、「Family」「Friends」「Freedom」の3つのFをテーマにした、洗練された空間をリーズナブルに楽しめるグループステイ向けのホテル。有名観光地だけではない、その土地に根ざした魅力を感じてもらえるよう、ホテルを起点にした街歩きや、新鮮な体験を楽しんでもらう新たな旅の形を提案するホテルとして、一昨年に岐阜県高山市で1施設目をオープンしている。同ブランド7施設目となる「FAV HOTEL 鹿児島中央」は、鹿児島県初出店となるもの。客室は51室で、一部の客室からは桜島を眺望可能。同ホテルブランド初となる「バンクトリプル」は、下2台・上1台のベッドの構成で、2段ベッドの客室にも関わらず圧迫感がなく、開放的な空間が特徴。また、同ブランドでも人気の高い「ジャパニーズモダン」は、ベッドタイプの洋室の中に畳など和のテイストを散りばめ、上質な雰囲気を味わうことができる。また、車いすや高齢者も安心して利用できるユニバーサルルームを初導入。1階に位置し、他のタイプの部屋より広い洗い場や洗面所、ローテーブルではなくデスクを設置している点が特徴だという。朝食は、6時30分~9時に1階カフェで無料提供。さつま揚げや黒豚シュウマイなど、鹿児島県特有の食材を使用したメニューを始め、九州醤油仕込みの唐揚げなど、約30種類以上のバラエティ豊かなメニューを用意する。自分で好きなものを弁当箱に詰め、客室で食べる形式のため、小さな子ども連れの家族も、周囲の目を気にすることなくゆったりとした朝の時間を過ごせるという。同ホテルの場所は、鹿児島市電「加治屋町」電停より徒歩約3分、JR各線「鹿児島中央」駅より徒歩10分の立地。

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