ホテル業界ニュース20230310

ホテル業界ニュース

一流ホテルのベッドです。本日もホテル業界の最新動向をお伝え致します。

■紫翠ラグジュアリーコレクションホテル奈良(奈良県奈良市)が今夏開業する。
森トラストが、奈良県の官民連携事業「吉城園周辺地区保存管理・活用事業」で進めている新規ホテル開発で、同社が2017年に立ち上げたホテルブランド「翠 SUI」の、京都・沖縄に続く3軒目の展開となる。また、マリオット・インターナショナルの最高級カテゴリーブランド「ラグジュアリーコレクション」を奈良県内で初めて誘致した”ダブルブランド”を掲げる。建設地の吉城園周辺は、名勝地「奈良公園」の西端に位置し、春日大社や興福寺、東大寺などの世界遺産と豊かな緑に囲まれたエリア。設計を手掛けるのは、建築家・隈研吾氏。「伝統と現代の結び」をデザインコンセプトに、約9,000坪の敷地に地上2階建て8棟の建物が立ち並ぶ、「奈良の環境に溶け込む街並み」のような宿泊施設を形成するとしている。レセプション設備やメインダイニングには、サンフランシスコ講和条約が結ばれた大正時代の建物である旧知事公舎を活用。全43室の客室は、奈良の伝統的な工芸品からインスピレーションを得たデザインで、窓の外に庭園の自然美を望むプライベート感あふれる空間を設える。また広い敷地内に残る日本庭園は今後、国内外の特別な会議や茶会、カクテルパーティーといったユニークべニューとしての活用を見込んでいるという。

■フェアフィールド・バイ・マリオット・兵庫神鍋高原(兵庫県豊岡市)がオープンした。
ドライブの通過点だった「道の駅」を「旅の拠点」にするのが狙いで、ホテルは宿泊に特化し、地元の飲食店などで食事を楽しんでもらおうと、あえてレストランは設けていない。ホテルを拠点にして冬のスキーをはじめトレッキングや熱気球、マウンテンバイクなどのアクティビティも楽しめる。窓から美しいスキー場を眺められる部屋など、3階建てで全73室を備える。客室は25平方mで料金は1室14,520円から。神鍋は高原リゾートで知られ、スキー場と直結している。今後、地域の人々と連携し、神鍋高原の魅力を発信していきたい考え。フェアフィールド・バイ・マリオットは、全国で19番目、兵庫県内では初めてで、今後、養父市や南あわじ市、淡路市で開業を予定しているという。これまで7道府県の18カ所で開業。2025年までに26道府県で計約3,000室を供給する考え。

■ホテルミクラス(静岡県熱海市)は、熱海芸妓置屋連合組合と提携した「華の舞鑑賞付き宿泊プラン」の販売を開始した。
同組合は、1998年から「熱海芸妓見番」で「湯めまちをどり 華の舞」の公演を続けている。コロナ禍で公演を一時休止したほか、観光客の減少により芸妓衆のお座敷も減り、この数年は芸妓を取り巻く厳しい環境が続いたという。同ホテルではこれまで、芸妓の公式キャラクター・まめっこのグッズを販売してきた。公演の再開に合わせて、熱海の芸妓文化存続のために、さらにできることをと考え企画に至ったという。同プランは、同ホテルの宿泊に「華の舞」の鑑賞や舞台上での芸妓衆との記念撮影、オリジナル手ぬぐいを付けた。若い観光客にも周りに気兼ねなく鑑賞してほしいと、見番2階の最前列桟敷席を用意。最大8人限定の特別席でゆっくり鑑賞できるという。同ホテルを運営するオリックスグループは、地域の企業や行政と連携して新たな観光資源の発掘をする「地域共創プロジェクト」を進めている。同プランもその一つに位置付ける。3月31日まで。

■裏草津 蕩(群馬県吾妻郡)がオープンした。
「1/fゆらぎ」(規則的なものと不規則なものとの調和)をコンセプトに、焚火や囲炉裏の炎、たゆたう湯の流れ、木々がそよぐ音、揺れる提灯のなかをそぞろ歩く夕暮れの裏草津等、季節・シーンに合わせた体験を用意するという。客室は全56室。シャワーブースタイプの和洋室(33平方m)と源泉かけ流しの内湯付きタイプの和洋室(55平方m)を設定した。大浴場は、「地蔵源泉」から源泉を引き、加温加水なし・源泉かけ流しの温泉となっている。貸切風呂(有料)・貸切露天風呂(屋上、有料)も設置した。2階レストラン「燈璃(ともり)」では、夕食に会席料理やフレンチなどを、朝食に草津文化を取り入れた朝食御膳を提供するという。場所は、草津温泉バスターミナルより徒歩5分、「草津湯畑」より徒歩3分の立地。

■TKPサンライフホテル(福岡市博多区)が開業した。
ティーケーピーが初の独自ビジネスホテルブランドとしてオープンさせるもので、同社はサンライフホテル3号館の3階部分にある会議室「TKPガーデンシティ博多筑紫口前」を2018年6月より運営してきた。今回、現在ホテル運営をしているエフ・ジェイホテルズから引き継ぎ、2号館・3号館のホテル全体を「TKPサンライフホテル」として開業するという。博多駅直結でビジネスにも観光にも最適なロケーションで足元で回復するインバウンドの取り込みも期待できる。同ホテルは、同社初の独自ビジネスホテルブランドで、宿泊者専用ラウンジはコワーキングスペースとして利用でき、ビジネス書籍閲覧やOA機器貸出などのサービスを行う。今後は客室においても、これまでフレキシブルオフィス事業運営で培った経験を生かした同社が考えるビジネスに最適な空間サービスを順次拡大していくという。

■チョイスホテルズジャパンが展開するコンフォートブランドのホテル7店舗は、客室にいながら朝食会場の混雑状況がスマホで確認できる「nomachi(ノマチ)」を導入した。
凸版印刷が提供する混雑状況可視化サービス「nomachi(ノマチ)」の導入により、お客は自身のスマートフォンを利用して「nomachi(ノマチ)」にアクセスすることで、朝食会場へ足を運ぶことなく客室にいながら混雑状況を確認することが可能に。コンフォートイン那覇泊港、コンフォートイン京都四条烏丸など、観光目的で利用するお客が多いホテルへ同サービスを導入することで、さらなる顧客満足度向上を目指したい考え。

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